「性欲が湧かない」なんて感じることはありませんか?
恋人、夫婦の営みができず相手に不安を感じさせてしまっているなんてことはありませんか?
これにはしっかりと理由があります。その理由を知ることで対策方法が分かります。この記事では誰もが共通する性欲が低下する原因とひとによって性欲が湧かない原因の紹介、そして知ったことでできる対策方法の説明をします。
誰もが共通する性欲が低下する原因
はじめに誰もが共通して性欲が低下してしまう原因の説明をします。
性欲や男性機能、生殖機能に大きく関わるテストステロンという成分があります。テストステロンとは男性ホルモンの代表的な成分です。筋肉質な体や骨格など男性らしさを構成するのに大切な性ホルモンです。ほかにも記憶能力や生殖能力、集中力、さらに性機能に大きく関わる成分です。
10代、20代は非常にこのテストステロンの分泌量が多く性欲があふれている時期です。30代を越えたあたりでテストステロンの分泌量がだんだんと減少していき、それに伴い性欲も低下していきます。(※1)
これは年齢による衰退なので誰もが共通する性欲が低下する原因です。ですが実はこのテストステロンの分泌量の低下の原因は年齢だけではありません。30代になったら仕事などの関係で生活習慣が大きく変わってしまいます。
食生活、日々の運動、睡眠時間など今までしっかりしていたものができなくなってきてしまいます。これは年齢に関係なく20代であろうと生活習慣が悪いとテストステロン値が減少し性欲も低下してしまいます。
改善策
30代でテストステロンの分泌量が低下すると記述しましたが良い生活習慣を送っていたり性欲、男性機能の向上を期待できる成分をしっかり摂取することでこのテストステロン値の減少を予防することができます。
具体的な改善方法を説明します。
適度な運動をする
適度な運動をすることでテストステロンの分泌を促進させることができます。これにより男性機能の向上、及び性欲の向上に繋がっていきます。
ですが1日に過度な運動をするのではなく毎日継続することがとても重要になってきます。ですので1日に10分ランニングをするなど体に重度の負担にならないものを選んで続けられるようにしましょう。
これをすることで性欲の低下に対しての改善、そしてこれをテストステロンの低下前から続けることができていれば性欲の低下の予防にもなります。
食事を見直す
健康的な食品を選ぶことで病気に負けない体を作ることができます。
性欲があるというのは健康であることの証拠です。ですので健康な体であればおのずと性欲の低下を止めることができます。
食事は健康な体を構成するうえで欠かせない行為のひとつです。食事次第で健康が左右されると言っても過言ではありません。毎日3食、そして間食はなるべく避け、ファーストフードなどの健康を害するものを摂取をしないことで性欲のある健康的な体を作ることができます。
そして摂取する成分にも注目しましょう。性欲向上、勃起不全にも効果が期待されているアルギニン、シトルリン、亜鉛を摂取するように意識することでより健康な体を構築することができます。それぞれどのような食材に含まれているのか紹介します。
アルギニン・・・赤身肉、ささみ、鶏の胸肉などの肉類やチーズ、鰹、大豆、にんにくなどに多く含まれています。
シトルリン・・・ウリ科を中心にスイカ、メロン、クコの実、そしてキュウリに多く含まれています。なかでもスイカに他とは比べ物にならないくらいシトルリンが含まれています。
亜鉛・・・牡蠣やいわし、ウナギなどの魚介類や、レバーや赤身肉、そして大豆などに多く含まれています。
こういった食生活を20代のうちから意識していれば30代になっても性欲が高い状態を維持することができます。
性欲が低下する原因と改善策8選
上記は誰もが共通する性欲の低下の説明をしましたがここからは性欲が低下する原因の紹介をします。どれが自分に当てはまっているかチェックすることでその改善策が分かります。
外的ストレスによる性欲の低下
外的ストレスとは「嫌なことがあったからストレスが溜まった」というような一般的に言うストレスを指します。
歳を重ねるごとにストレスを受ける回数が非常に多くなってきます。それは当然のことで若いころと違い、対人問題が増えたり、責任を負う立場になったりなど様々な場面でストレスを受けてしまいます。(※1)
ストレスを受けることでストレスホルモン、コルチゾールが増していき体のリソースがそのストレスホルモンの対処に充てられてしまいまい男性機能による性欲が減少してしまうということに繋がっていきます。
アメリカの大学の研究で健康的な被験者の体内のテストステロン値を調査した結果、コルチゾールとテストステロンは反比例する相関関係があることが分かりました。つまり、ストレスホルモンが多い場合はテストステロン値が少なくなってしまうということです。(※2)
テストステロンとストレスホルモンのコルチゾールは反比例する相関関係にあります。ですのでテストステロンの分泌を促進させればコルチゾールが低下し、自然とストレスがなくなっていきます。
テストステロンの分泌量を増やす代表的なものは適度な運動をすることです。そしてテストステロンの分泌促進を期待できるアルギニン、シトルリン、亜鉛を摂取することで改善へと向かうことができます。
運動をしていない
適度な運動をしていないとストレスが溜まってしまい性欲低下に繋がってしまいます。
理由は運動をすることでテストステロンの分泌が促進されるからです。運動をしていないとコルチゾールが増加してテストステロンがただ減少していくのでその結果、ストレスのたまった状態になり性欲低下の原因になってしまいます。
昨今はデスクワークでつねに座ったままだったりどこへ行くにも車を使ったり、自分の運動能力を使ったことをする機会が非常に減ってきています。ですので自分から運動をしない限りストレスの軽減は難しいです。
上記の改善策でも説明しましたが適度な運動をすることでテストステロンの分泌を促進させることができます。
ですが1日に過度な運動をするのではなく毎日継続することがとても重要になってきます。ですので1日に10分ランニングをするなど体に重度の負担にならないものを選んで続けられるようにしましょう。
重度な負荷をかけたトレーニングをしてしまうとむしろ性欲の低下に繋がってしまいます。ノースカロライナ大学が行った研究で持久力を必要とするトレーニングを過度に行った男性の性欲低下の傾向があることが分かりました。(※4)
病気や医療薬による性欲の低下
病気や薬の投与によって性欲が低下してしまいます。
病気は体調を元に戻そうと男性ホルモンがそちらにリソースを充てるうえ、コルチゾールが増加してしまうためテストステロンの分泌量が減少してしまい、性欲が低下してしまいます。これは体調が戻ればまた性欲も戻る一過性なものなのでそこまで心配がないのですが問題は医療薬による性欲の低下です。
医療薬にはほとんどの場面で副作用というものが付いてきます。化学由来の成分が入っているため効果は強力なのですがその成分の吸収を身体が拒むため副作用となって出てくるのです。
病気にかからないように健康的な体を構築することが重要です。足りていないという成分をしっかり摂取して丈夫な体を作りましょう。そしてなるべく医療薬には頼らない生活をすることで男性機能の低下、及び性欲の低下を避けることができます。
足りない成分の摂取が食事からは難しいという場合はサプリメントを利用して補うことで病気に負けない強い体を作ることができます。
栄養の偏った食生活
栄養の偏った食生活をすることで性欲の低下を加速させてしまいます。「性欲がある」というのは身体が健康状態である証拠です。
仕事などで忙しくてサッと食べることのできるコンビニ弁当などを続けているとどんどん栄養バランスが崩れてしまいます。それによって体調を崩してしまったり体の機能が低下してしまったり。その結果、性欲の低下に繋がってしまいます。
喫煙による性欲低下
喫煙することで性欲が低下してしまいます。
たばこは血液の循環に影響を与えてしまい血管収縮を起こしてしまいます。たばこの成分ニコチンはテストステロンの分泌を低下させてしまう効果があります。この低下に伴い、性欲もいっしょに低下していきます。それどころか喫煙者は勃起不全・勃起障害が発症しやすい傾向があります。
テストステロンは筋肉質な体や骨格など男性らしさを構成するのに大切な性ホルモンです。タバコを吸っているとかっこいい男性らしさがイメージできますが実際には男性らしさを構成するテストステロンの分泌量を減少させています。
AVを見過ぎている
AVの見過ぎは性欲が湧く水準をあげてしまいます。
AVという普段では感じられないような過剰に表現した性的刺激を感じることで恋人・夫婦の営みの際の性的刺激では性欲が湧かなくなってしまう。そのような危険があります。
試聴のし過ぎで脳が過剰な表現の性的刺激になれてしまい普通の刺激では性欲が湧かなくなってしまいます。昨今ではいつでもそういったものを試聴できるようになっているのでそういった人が増えてきています。
実際に性欲が低下しているわけではありませんが大切なひとの前で性欲が湧かないというのは最悪ですので見過ぎには注意が必要です。
疲労困憊、睡眠不足
疲労がたまっていたり十分な睡眠がとれていないとストレスが溜まっていってしまい、性欲が低下に繋がってしまいます。
睡眠には体の疲れをとるのはもちろん、ほかにもホルモンバランスの調整する効果があります。シカゴ大学の研究で睡眠を十分にとった被験者Aグループと睡眠を5時間に強要した被験者Bグループを比較したところ睡眠を5時間しかとっていないBグループの性欲の低下、集中力の低下、活力の低下が確認されています。(※5)
アルコールによる性欲低下
お酒は嗜む程度ならむしろ体に良いとされています。血行が良くなりテストステロンの分泌の促進効果も期待できます。
ですが、問題なのはアルコールの摂取のし過ぎです。飲酒のし過ぎで性交の際に勃起しなかった、勃起が弱いという経験はありませんか?過度の飲酒は麻酔のような効果が出てしまい男性機能を麻痺させて性欲が湧かなかったり勃起力が低下してしまったり、そういったことが起こる可能性があります。
男性機能の麻痺に伴い、テストステロンの分泌が正しくできなくなってしまいます。(※6)テストステロンの分泌に伴い性欲もわいてこなくなってしまいます。
まとめ
ここまで性欲が低下の原因とその改善策を説明してきました。
さいごに重要なポイントをまとめます。
- 性欲は30代から徐々に減るが対策すること減少を予防できる
- 毎日継続して運動することでテストステロンを増やせる
- 健康的な体に性欲は生まれる
- 病気に負けない丈夫な体を目指す
- 健康的な食事と性欲向上が期待できる成分を摂取する
- 睡眠時間は優先的に確保する
- お酒は控えめ、喫煙はやめることで性欲低下を止められる
これら7つが重要なポイントです。
適度な運動、健康的な食事、十分な睡眠。学生の頃はできていたことが仕事などで生活スタイルが変わってしまいいつの間にかできなくなってしまっています。当たり前のことですが自分でしっかり自分自身を管理しなければ健康な体にはなれません。
食事では摂取しきれない成分や性欲向上が期待できる成分はサプリメントを利用することで摂取することができます。自分の摂取したいタイミングでいつでも摂取できるので時短にもなります。
勃起力の向上が期待できるNO系成分(アルギニン・シトルリンなど)や亜鉛を含んだサプリメントをまとめているので参考にしてください。
・Relationship Between Circulating Cortisol and Testosterone: Influence of Physical Exercise(※3)
・Endurance Exercise Training and Male Sexual Libido(※4)
・Effect of 1 Week of Sleep Restriction on Testosterone Levels in Young Healthy MenFREE(※5)
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